【協会メンバーインタビュー】「IFAとともに歩み、日本の資産運用の裾野を広げる存在であり続けたい」野村アセットマネジメント堀内さん
協会会員の皆さまに、協会加入のきっかけやメリットなどをお話しいただきます。
今回ご登場いただくのは、日本金融商品仲介業協会の法人賛助会員である野村アセットマネジメントさんです。国内最大級の資産運用会社として、多彩な投資信託やETFなどを提供する一方、IFAチャネルにも早くから注力し、商品開発だけでなく情報発信や勉強会などを通じてIFAの活動を支援しています。
今回は、資産形成ソリューション二部・中央金融法人担当グループの堀内健人さんに、IFAとの取り組みや協会加入の経緯、今後のIFA業界への期待について伺いました。
――野村アセットマネジメントさんでは、初めて資産運用に取り組む方から本格的な資産形成を進める方まで、幅広い方に向けた多彩な商品ラインアップを提供されていますね。
堀内さん(以下敬称略):はい、現在IFAの皆さまに多くお取り扱いいただいている商品は、大きく4つのカテゴリーがあります。
一つめは、「はじめてのNISAシリーズ」です。新しいNISAをきっかけに資産運用を始める方や初めて投資信託で積み立てをしたいという初心者の方にご好評をいただいております。
S&P500やオール・カントリーなど、代表的な株価指数への連動を目指すインデックスファンドを中心に構成されていて、総経費率も業界最低水準を目指しており、「長期・積立・分散」で資産形成を始めたいお客様にも安心してご提案いただける商品です。
二つめは、日本株のアクティブファンドです。1996年に運用がスタートした長寿投信の「ノムラ・ジャパン・オープン」をはじめ、日本企業の成長性に着目したファンドが多数ございます。近年、日本株市場への注目度も高まっていることから、日本企業の成長を積極的に取り込みたいというお客様に選ばれております。
三つめは、海外株式のアクティブファンドです。数多くありますが、なかでも世界の半導体関連企業に投資するファンドは、多くのIFAの皆さまにご活用いただいております。成長産業にフォーカスした運用を行っていることもあり、基準価額や純資産総額も順調に推移しており、現在では純資産総額が1兆円を超えるファンドもあります。
そして四つめが、バランスファンドの「のむラップ・ファンド」です。株式に債券なども組み合わせながら一つのファンドで分散投資が実現できるため、「資産配分をお任せしたい」「なるべくリスクを抑えながら資産形成したい」というお客様にご提案いただく機会が増えています。
――商品開発はもちろんのこと、情報発信にも力を入れていらっしゃいますね。
堀内:はい、ホームページでマーケットレポートや運用レポートを継続的に公開しているほか、「資産運用研究所」を通じて、個別ファンドの紹介のみならず、資産運用そのものについて理解を深めていただく情報提供を行っております。
お客様から「情報発信の頻度が高く、安心できる」「レポートを参考にしている」といったお声をいただくことも多く、自社商品の残高を増やすだけではなく、日本全体の資産運用の裾野を広げていくことも重要な役割だと思っています。
――職場の雰囲気についてはいかがですか。
堀内:非常に働きやすいと感じますね。野村グループには、以前から「Keep Young」という考え方があり、年齢や経験年数に関係なく若手にも積極的に仕事を任せる文化があります。若いうちから裁量を持って仕事を進めることができるため、自分で考え、挑戦しながら成長できる環境が整っています。
私自身も年次に関係なく責任ある仕事を任される機会が多く、チーム内も相談しやすい雰囲気があり、若手でも挑戦しながら成長できる環境だと感じています。
――IFA向けのサポートは、どのようなことをされていらっしゃいますか。
堀内:現在はオンラインを中心に勉強会を開催しているほか、弊社ストラテジストによるマーケット解説や相場見通しなども定期的に発信しております。
また、IFAの皆さまからいただく率直なご意見やご要望は、商品資料や情報開示の改善に活かしています。実際に、アクティブファンドの情報開示を充実させた際には「非常に参考になる」とのお声も頂戴しました。
一方で、他社の工夫や現場で感じていらっしゃることを教えていただく機会も多く、私たちも勉強させていただいております。そうした対話を重ねながら、より良いサポートにつなげていければと思っています。
――さまざまなチャネルがある中、IFAならではの魅力について、どのように感じていらっしゃいますか。
堀内:一番の魅力は、お客様に長く伴走できることだと感じています。ネット証券や対面金融機関にもそれぞれの良さがありますので一概に比較できるものではありませんが、例えばネット証券では、低コストで手軽に投資ができる一方、誰かに相談したいと思った時に相談相手がいないという場面もあるかと思います。
その点、IFAはお客様お一人おひとりに寄り添いながら、ライフステージや資産状況の変化に応じて継続的にサポートできる存在だと感じます。資産運用は一度商品を購入して終わりではなく、市場環境やライフプランの変化とともに再考する時期がくるものです。「何かあったらこの人に相談できる」と思える存在がいることは、お客様にとって大きな安心につながるのではないでしょうか。
――野村アセットマネジメントさんは、日本金融商品仲介業協会の法人賛助会員でいらっしゃいます。加入された経緯や目的について教えてください。
堀内:近年、IFAという存在への注目度が年々高まっていることを受け、弊社でも7年ほど前にIFAの担当チームを立ち上げました。「IFAの皆さまとどのような関係を築いていくべきか」を模索しているなかで、日本金融商品仲介業協会の存在を知り、IFA業界との接点を持ち、関係を深める場として意義があると感じて加入いたしました。
当時は、IFAチャネルへのアプローチ方法や業界の実情について十分な知見がなかったため、協会を通じて現場を知ることができる点が大変ありがたい思いでした。現在は引き続き、中央金融法人担当グループという部署になり、活動を続けております。
――実際に協会へ入会されて良かったことや、入会前には分からなかったメリットはありますか。
堀内:期待していた以上に、現場のIFAの皆さまのお声を直接伺える機会が多く、大変魅力ですね。
例えば弊社では、勉強会やマーケット情報の発信などを継続していますが、その取り組みに対して「こういう情報が役立った」「こんなテーマも取り上げてほしい」といった率直なご意見をいただけるようになりました。そうしたお声をいただきながら改善を重ねられることは、資産運用会社として非常にありがたく感じております。
また、新しいNISAをきっかけに資産運用への関心が高まる中で、IFAチャネルの存在感も年々大きくなっています。そのようなタイミングで、継続的にIFAの皆さまと接点を持てることは大きな価値があると感じています。
――今後、日本金融商品仲介業協会に期待されていることや、実現してほしいことがありましたら教えてください。
堀内:一番は、より多くの方に「IFAという存在」を知っていただくことだと思っています。私は地方出身なのですが、その地元では今でもIFAという存在をあまりご存じない方が多く、気軽に資産運用について相談できる環境が十分とは言えません。都市部では少しずつ認知が広がってきていますが、全国的に見ると、まだまだ発展の余地は大きいと感じております。
資産運用について相談できる選択肢の一つとしてIFAがもっと広く知られ、多くの方が自分に合ったアドバイザーに出会える環境が広がっていけば、日本全体の資産形成にもつながるのではないでしょうか。
その意味でも、協会には業界全体を盛り上げる旗振り役として、今後も大きな役割を果たしていただけることを期待しております。
――最後に、今後の展望や、日本のIFA業界への期待についてお聞かせください。
堀内:新しいNISAの開始などを背景に、資産運用への関心はこれまで以上に高まっています。一方で、「何から始めればよいのかわからない」「今の運用方法で本当に良いのか不安」という方は、まだまだ多くいらっしゃいます。
そうした際に、いつでも相談できる身近なアドバイザーとしてIFAの皆さまが存在していることは、お客様にとって非常に心強いことだと思います。
私たち資産運用会社としても、より良い商品をご提供することはもちろんのこと、IFAの皆さまがお客様へご提案しやすい情報やツール、サポート体制を充実していくことで、「商品だけでなく情報面でも安心して選んでいただける資産運用会社」であり続けたいと思います。
資産運用業界全体がさらに発展していくためにも、IFAの皆さまとともに、日本の資産形成を支えていけましたら幸いです。



