理事長からのご挨拶

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     一般社団法人日本金融商品仲介業協会は、2020年1月の設立以降、会員の皆様とともに歩みを進め、現在では正会員数43社を迎えるまでに順調な成長を遂げてまいりました。

     米国では約13万人のファイナンシャルアドバイザー(IFA)が活躍している一方、日本国内にはまだ1万人程度しか存在しません。私自身、幣協会主催のものも含めて毎年米国視察を重ねておりますが、この普及の差を生んでいる背景には、アドバイザー同士が切磋琢磨し、互いに高め合う「エコシステム(生態系)」の有無があると痛感しています。米国ではFPAなどの業界団体を中心に、最新事例の共有やサービスベンダーとの連携が活発に行われ、産業全体でアドバイザーを育てる仕組みが確立されています。

     今、日本は少子高齢化やインフレの時代に入り、大きな社会構造の転換期を迎えており、生活者における「自助努力での資産形成」の必要性はかつてないほど高まっています。これからの時代に求められるのは、単なる金融商品の仲介役ではありません。顧客の人生に寄り添い、ライフステージに応じた資産計画の策定から実行支援までを一気通貫でサポートする、真のパートナーとしてのIFAの存在です。

     IFAは常に顧客の側に立ち顧客とその家族の話を聞き続ける存在であり、それゆえに高い専門知識と徹底した顧客本位の姿勢が求められます。しかし現状の国内市場に目を向けると、多くのIFA法人が小規模かつ孤立して活動しており、情報や研修機会の不足から、サービスの質にバラつきが生じているのが実情です。また、一般社会における認知度の低さも大きな課題となっています。

     当協会は、こうした課題を解決するために存在します。IFAが真に顧客のためのアドバイスに専念できる環境を整え、我が国におけるIFAの普及を力強く牽引していくこと。それこそが、国民の皆様の安定的な資産形成、そして豊かな未来への貢献につながると確信しております。

     当協会のこれからの挑戦に、より一層のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

    令和8年6月

    一般社団法人日本金融商品仲介業協会

    理事長